期限がヤバイ!!
期限がヤバイ!!
普通免許を取りに自動車学校に通い始めた時は順調に教習に通えていたんだけど、専門学校や大学が始まってしまったり、仕事やプライベートが急に忙しくなってしまったりと予定が狂ってしまうことってありますよね。
自動車学校には教習期限や仮運転免許の有効期限、検定期限、卒業証明書の有効期限など色々な期限がありますが、気が付いたら期限が迫ってしまってどうしたらいいのか困ってしまいますよね。今回はそういった期限が切迫してしまった時の対処方法について説明していきますので、自動車学校生活の参考にしてください。ちなみに教習期限などの解説についてはこちらの記事も参考にしてください。
【第一段階で教習期限が切れそう】
まずは第一段階で教習期限が切れそうな場合。この場合は「再入校」という方法があります。再入校というのはその名前の通りで、自動車学校に入り直すということです。「え?もう一度最初からやり直すの?」と驚かれたかと思いますが、そういうことではありません。
第一段階の教習が終わると「仮運転免許」を取るための試験を受けることになりますが、その仮運転免許を取った後に一度自動車学校を退校して、もう一度仮運転免許を所持した状態で自動車学校に入り直すことが出来ます。
再入校するとどうなるのか。第二段階の教習からスタートして、さらに教習期限も9か月に戻ります。この再入校というのは割とよく行われている対処方法になりますので、自動車学校に1年以上通っている教習生も少なくありません。
再入校の手続きはどう行うのか。大抵の自動車学校では仮運転免許を取ったタイミングで、自動車学校の方から「教習期限が少ないので、再入校しませんか?」と話を持ち出されるのが一般的です。
ちなみに「再入校は同じ自動車学校では出来ない」という書き込みがネットでたまにありますが、そういった決まりは特にありません。通っている同じ自動車学校で再入校することも出来ますし、他の自動車学校で仮運転免許を所持した状態で再入校することも出来ます。
【第二段階で教習期限が切れそう】
教習期限が9か月で仮運転免許の有効期限は6か月となっていますので、仮運転免許を取った時期がかなり遅れてしまうと、教習期限が先に切れそうになることがあります。教習期限というのはその名前の通り「教習」の期限となっていますので、第二段階の技能教習と学科教習を受けなければならない期限になります。
極端な話、教習期限ギリギリで第二段階の教習が全部終わった場合はどうなるのか?卒検前効果測定や卒業検定は受けられるのか?実は教習期限とは別に「検定期限」というものがあります。
検定期限は、第二段階の技能教習と学科教習が全て終了した日から起算して3か月となっています。その3か月の期間が、卒検前効果測定と卒業検定を受けられる受験期間となっているんですね。したがって、すでに教習期限が切れていても検定期限が残っていれば、卒検前効果測定と卒業検定は受けられることになります。
【第二段階で仮免期限が切れそう】
先程も言いましたが、教習期限が9か月で仮運転免許の有効期限は6か月となっていますので、仮運転免許をかなり早いタイミングで取得すると教習期限よりも仮運転免許の有効期限の方が先に切れそうになる場合があります。仮運転免許はいつまで必要なのか?自動車学校を卒業する時に受ける卒業検定まで必要になります。
第二段階の途中で、仮運転免許が切れてしまった場合は仮運転免許を取り直すことが出来ます。もう一度、修了検定と仮免学科試験を受けてそれに合格すれば、また仮運転免許の有効期限が6か月となります。
ただし、仮運転免許を取り直すことが出来ない場合があります。一つ目は教習期限が切れてしまっている場合です。教習期限が切れてしまって、検定期限だけの状態だと残念ながら仮運転免許を取り直すことが出来ません。二つ目は先程の話した再入校をしている状態。教習期限が残っていたとしても、それが再入校している状態だと仮運転免許を取り直すことは出来ません。
【卒業証明書が切れそう】
自動車学校を卒業すると、卒業証明書という書類がもらえます。それを持ってお住まいの都道府県の運転免許センターなどに行き、そこで本免学科試験を受けて合格すると運転免許をもらえることになっています。
その卒業証明書の有効期限は、卒業検定を合格した日から起算して1年となっています。この卒業証明書の有効期限が切れそうな場合の対処方法は、残念ながらありません。したがって、1年の間に本免学科試験を合格するしか道はありません。
本免学科試験はどこの運転免許センターも平日しかやっていなかったりしますので、特に学校や仕事でなかなか休めない人は卒業証明書の有効期限を切らしてしまう場合があります。
卒業証明書の有効期限が切れてしまうと、全ての苦労が水の泡となってしまって、もう一度最初からやり直さなければなりません。また、学科試験が苦手で何度受けても本免学科試験が合格できず、あっという間に有効期限が切迫してしまうことがあります。
そういった場合は、卒業証明書の有効期限が切れてしまう前に通っていた自動車学校に相談することをおすすめします。自動車学校には本免学科試験の過去問題などもありますし、指導員もきっと力になってくれますので恥ずかしがらずに自動車学校に頼ってみてください。
それから、教習生の方がよく勘違いしやすいのが、本免学科試験と教習期限や仮免期限との関係になります。自動車学校を卒業して運転免許センターなどに本免学科試験を受けに行く時に、教習期限や仮免期限が切れてしまうのは大丈夫なのかな?実は全く関係ないので安心してください。
今回は期限が切迫してしまった時の対処方法を説明していきましたが、これらはあくまでも切迫する前の救済措置になりますの。完全に切迫してしまうとどうしようもない場合がありますので、早めに対処するように心がけてください。
また、自動車学校自体が混雑していたりすると、技能教習の予約に関しては自分一人ではどうにも出来なかったりしますので、自動車学校に直接相談するようにしてください。技能教習の予約を優先的に取ってくれたり、スケジュールを組んでくれたりと何かしら協力してくれるはずです。