第2段階について自動車学校の仕組みについて

教習の全体的な流れを掴もう(第2段階編)

教習の全体的な流れを掴もう(第2段階編)

普通免許を取りに自動車学校に入校してみたものの、いまいちどうやって教習を進めていいのかよく分からないという方も多いと思います。今回は第2段階の教習の流れをざっくりと説明していきますので、是非参考にしてください。教習は大きく分けると、第1段階と第2段階の教習に分かれます。第1段階と第2段階の大きな違いは、第2段階からの技能教習が路上教習になることです。

第2段階の目標は自動車学校を卒業することになります。自動車学校を卒業するのには「卒検前効果測定」と「卒業検定」の2つの試験を突破する必要があります。卒検前効果測定が学科試験、卒業検定は運転のテストになります。第1段階の場合は修了検定と仮免学科試験を同じ日に行いますが、卒検前効果測定と卒業検定は受験日が別々で、さらに卒業検定は卒検前効果測定に合格していないと受けることができない仕組みになっています。効果測定についてはこちらの記事を参考にしてください。

まずは卒検前効果測定の合格が目標になるのですが、その受験資格は第2段階の学科教習を全て受講することになっています。第2段階の学科教習は11番~26番になりますが、セット教習や応急救護処置も含まれているのに注意してください。また、多くの自動車学校が卒検前効果測定の受検資格に練習問題をやっていることを条件としています。入校する時に配布される学科試験の練習問題や、パソコンやタブレットなどでできる練習問題を早めに取り掛かるように心掛けてください。

卒検前効果測定の後は卒業検定になりますが、卒業検定の受験資格は「第2段階の技能教習と学科教習が全て終了していること」、「卒検前効果測定に合格していること」になります。特に気を付けて欲しいのは卒検前効果測定になります。第2段階の技能教習と学科教習が全て終了すると基本的には卒業検定まで車の運転はできない状態になります。したがって、卒検前効果測定が受かっていないと卒業検定は受けることができませんので、その間にどんどん運転の感覚は失われてしまいます。すぐに卒業検定が受けられるように出来る限りに早めに卒検前効果測定を合格しておくことが重要です。

第2段階は第1段階に比べると技能教習も学科教習もその数が多いので、全ての教習をこなすだけでも一苦労です。また、仮運転免許を取ったことに満足してしまい、第2段階に入って急にやる気がなくなってしまい、自動車学校に通わなくなって教習期限や仮免期限がギリギリになってしまう教習生も少なくありません。自動車学校に通う期間が長くなればなるほど運転の感覚や学科の知識も身に付きにくくなるので、第2段階も第1段階の勢いのまま一気に進めていくことが大切です。

また、自動車学校を卒業すると、最後に「本免学科試験」という学科試験を受けに都道府県の運転免許センターや運転免許試験場に行くことになります。詳しいことはこちらの記事に書かれていますので参考にしてください。

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