自動車学校って転校ができるの?
自動車学校って転校ができるの?
自動車学校に通い始めると、予定通りにいかないことが出てきますよね。
「大学や仕事が忙しくなって、なかなか自動車学校に通えなくなった」
「急な引っ越しで通っていた自動車学校が通えなくなってしまった」
「技能教習のみきわめをもらったけど、検定を受けるのがだいぶ先になってしまった」
など自動車学校生活にはちょっとしたトラブルがつきものです。今回はあまり知られていない自動車学校の仕組みについて説明していきますので、是非参考にしてください。
【自動車学校の転校】
実は小学校や中学校のように自動車学校も転校することが可能です。しかも、今まで受けてきた技能教習や学科教習もそのまま転校先の自動車学校に行っても引き継がれるので、頑張ってきた教習も無駄になることはありません。
転校でよくあるケースとしては、合宿型の自動車学校に通っていた教習生が期限内に卒業することが出来ず地元の自動車学校に転校するパターンです。県外の自動車学校からも問題なく転校することが出来ますので、万が一合宿で期限内に卒業出来ない場合はそういった救済措置もあることを知っておくと良いと思います。
【仮免運転免許を取得後に再入校】
自動車学校には「教習期限(9か月)」というものがあり、9か月以内に全ての教習を終える必要があります。再入校はその教習期限内に全ての教習が終えられない場合の救済措置になります。その方法としては仮運転免許を取得した段階で一度自動車学校を退校して、仮運転免許を持った状態で再び自動車学校を入校する方法になります。
仮運転免許を持った状態で再び自動車学校を入校し直すと、教習は第2段階から始まってさらに教習期限も9か月に戻ります。したがって、9か月以内に第2段階の教習を全て終えれば良い状態です。再入校については少し分かりにくいと思いますが、だいたい自動車学校の方から再入校の提案をしてくれたりしますので心配しなくても大丈夫です。
【みきわめから検定までの自由教習】
第1段階や第2段階の技能教習の最終時限は、運転の技量を見極めるいわゆる「みきわめ」と呼ばれる技能教習があります。最終時限後に技能検定を受けることが出来るのかどうかはその担当の指導員が決めることになっています。担当の指導員からみきわめの時にOKが出れば検定を受けることが出来る訳ですが、みきわめのOKをもらったとしても色んな都合ですぐに検定を受けることが出来ない場合があります。
運転の練習は技能教習以外で練習することが出来ませんので、一週間、二週間と時間が経ってしまうとその感覚も失われてしまいます。「自由教習」はみきわめと検定の間の期間に受けることが出来る技能教習になります。自由教習を受ける時は少し注意が必要で、自動車学校によっては自由教習が有料となっていたり、予約を取る時も受付にある予約機では取れないことがありますので、一度受付の方に相談することをお勧めします。
今回はあまり知られていない自動車学校の仕組みについて説明していきましたが、とてもレアなケースになるので自動車学校でもあまり説明がなかったりします。自動車学校に通っていると色々と困った状況になることがあると思いますが、そういった場合も何かしらの救済措置があったりしますのでまずは受付の方に相談してみると良いです。きっと力になってくれると思います。