場内コースの発着場所はどうやって停めるの?
場内コースの発着場所はどうやって停めるの?
第1段階の技能教習の2回目くらいから練習し始める課題に教習項目7(目標にあわせた停止)があります。自動車学校の場内コース内に「発着場所」や「発着所」と呼ばれるバスの停留所のようなコースがあります。今回はその発着場所の停め方について説明していきますので、是非参考にしてください。
この発着場所への停車は、第1段階が終わった後に行われる修了検定の課題の一つにもなっています。それでは、どのように停めなければならないのか見ていきましょう。修了検定で採点されるポイントとしては2つあります。
一つ目は車体の左側の距離になります。発着場所には左側に縁石や白線が引かれています。その縁石などに車体の左側を30cm未満に近づける必要があります。縁石などと車体が30cm以上離れてしまうと減点対象になります。この時に気を付けて欲しいのは縁石などに対して車体が斜めになり過ぎた場合も減点になるので、できる限り縁石などと車体が平行になるように微調整してください。それから、30cmという長さも分かりにくいと思いますが、靴1足分をイメージすると良いです。
採点されるポイントの2つ目は車体の先端の距離になります。発着場所には何本もポールが立てられていて、「発着場所の○番に停めてください」と指導員から指示されます。その指定された場所に立てられているポールに車体の先端を揃えます。ポールに対して車体の先端が手前あるいは奥に30cm以上離れてしまうと減点対象になります。
発着場所の停め方については技能教習中にももちろん説明がありますが、指導員の説明も早口だったり分かりにくかったりして曖昧になりがちだと思います。具体的にどのように停めないと減点になってしまうのかを知っておくと、技能教習の練習もより実践的になります。また、修了検定の時にはこの発着場所への停車が最後の課題になります。最後の最後で気が緩んで縁石に乗り上げてしまい、それが原因で検定が失格となってしまうのはよくあるパターンです。練習の時から毎回、検定のつもりで練習に取り組んでみてください。